arbre hair design
D E S I G N E R
MARUMI
美容歴12年 医療美容師8年(2020年現在)
専門学校を卒業後大阪市内のサロンを経てアルブルヘアデザインオープニングスタッフとして参加。
RAMBS医療美容師認定を受けウィッグデザインの可能性の追求だけでなく
脱ウィッグに向けての発毛にも取り組むトップスタイリスト。
なぜ医療美容師になろうと思ったんですか?
Have you thought about becoming a MEDICal beauty stylist?
聞いたことがない分野でしたが、医療美容師の話を聞いた時に学生時代に脱毛した友人が
卒業アルバムも撮りたくなかったと話していたのを思い出しました。
髪を扱う仕事についたけど髪がなくなったら・・・
いつも担当させて頂いてるお客様や大切な人が脱毛したら…
など、もしもの時にって考えたら、これからの時代に必要だなと感じましたし、
まだまだ開拓の必要がある新しい分野にチャレンジする事で、
私の美容師としてのやりがいが広がり、自信がつくって思い受講を決意しました。
医療美容師に認定されてどうでしたか?
How was it after certifying as a medical beauty stylist?
最初は技術も接客も不安が多かったです。
知識もまだまだ足りなくて自分から進んで医療美容に取り組む事が出来なかったんですが、
担当させて頂いていた方が癌になって抗がん剤の副作用で脱毛されてウィッグが必要に
なったと相談を受けたのがキッカケで医療美容師デビューしました。
不安で何もできないと思っていましたが、基礎は認定講習会で学んでいたので、
それを活かし今できそうな事から挑戦しました。
医療美容師としての活動で感じた壁はなんですか?
What is the wall that was felt in activities as a medical hairdresser?
医療美容師として初めて担当させていただいたお客様は
私が今まで担当させて頂いていたので、元のヘアスタイルは熟知していましたが、
今までのスタイルに近づける事が出来ませんでした…
シルエットやレングスだけでなく、質感を近づける事が難しかったんです。
今までは質感を良くするのが全てでしたが、ツヤツヤの人工毛を自然に見せる為に
パウダーや紙やすりを使って艶を抑える実験などひとつひとつ手探りでやってました。
デザインでは特にフロントが難しかったです。元の毛量よりもウィッグの方が多い場合や
少ない場合など、ニュアンスを合わせるのが特に大変でしたね。
どうやって壁を乗り越えたんですか?
How do I was able to exceed the wall doing?
やはりお客様の笑顔です!
医療美容師を必要とするお客様は心の壁をかなり高く作った状態でご来店される方がほとんどなので、
お客様情報に苗字しか記入して頂けない事もしばしば。なので、いつも以上にカウンセリングに時間をかけます。
時間をかけてお話をしっかり聴かせて頂く事で、今まで諦めから入っていたウィッグの施術から、
これは無理とか、これが限界っていう考えがなくなり、
今できることを精一杯向き合ってみようと思えるようになりました。
ウィッグには色々な種類があります。叶えたい髪型のご要望もいろいろあります。
なので、これはこうすればいいっていう感じではなく、ひとつひとつと向き合う。
型にはまらない。自由な発想で取り組むと、それぞれの製品の個性がわかるようになって、
お客様へのご提案の幅が広がっていきました。
私が頑張る事で、お客様は泣きながら喜んで下さいます。
こんなサロンがあって良かったと泣き笑いしながら喜んで下さいます。
中には医療美容師に担当してもらってから彼氏が出来たんです!って報告を下さるお客様も!
毎回壁はありますが、それを乗り越えることができるのは
お客様の涙を笑顔に変えることが仕事にできるという喜びがあるからです。
これからどんな活動をしたいですか?
Do you want to any activity from now?
医療美容師は私の仕事に誇りと自信をさらに与えてくれました。
その涙や笑顔を見ると医療美容師の活動の必要と重要性を実感します。
その重要性を知らない患者さんも美容師さんも沢山いらっしゃいます。
病気になったら病院に行くように、
脱毛したら医療美容師のところに行こう!
ってなれるように、医療美容師の活動をもっともっと拡げていきたいです!
先日担当させて頂いた患者様は医療美容師の存在を知って興味があったのに
勇気が出なくて半年間も悩んでから来られた事を話してくださいました。
もっと身近に、もっと気軽に、髪があってもなくても同じように
いつでも可愛いや綺麗を楽しめるヘアサロンにするために
自分のことだけでなく、サロンスタッフ全員を教育して提供していきたいです。